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また森がひとつ消えていく [流山の里山]

連日多忙を極め、なかなか里山に行く機会が少なくなってしまっている。

少しでも顔を出さないと気が済まない性分になってしまって、それが5分であっても夜中であっても構わない。ほんの僅かな一時でも離れてしまうと途端不安に陥ってしまう。まるで大好きな人と付き合っているかのようだ。

この二日間天候に恵まれず、仕事の合間を見て写真の整理を行っていた。
先日日曜日撮ったものを含めてピックアップしてみた。

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お約束の熊野神社の空。良く観ると左上のイヌシデの枝先に変化が見られる。冬芽が成長してきていることに気付く。

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中の森のコウヤボウキ。茶色の種子が観てとれる。


八木の森に行く途中の"ひだまりの小径"周辺ではシダレヤナギとイヌマキの木が伐採。その木の日陰で育っていたユキノシタは陽が必要以上に差し込むので、葉が黄色く変色してしまった。
その先の正に八木の森の道路挟んだ反対側に広がる森はこの1ヶ月で伐採され、消えてなくなっていた。ここも宅地化されるのであろうか?
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八木の森
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こちらのイヌシデも芽吹き始めている。常緑の樹木はシラカシ。

ハリギリの冬芽はあまり成長していないようだ。
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ゴンズイの冬芽
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そして市野谷の森
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タチツボスミレの葉が落ち葉を掻き分けてお目見え。
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森のスギは大分色付き開花寸前です。
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少し来ない内に流山の森は徐々に消えかかっている。どこまで開発が進むのだろうか?
いくつかの里山を見てきているが、この流山には里山を保全しようという試みは無いように見えて仕方ない。
流山の南はほぼ田んぼを無くし商業施設が立ち並び、セントラルパークやおおたかの森は住宅地となってきている。森はもう東側の八木辺りと北側の市野谷の一部、中地区、公園や神社・寺院の回りぐらいしか残されていない。非常に悲しい現実である。

一日にして森を壊すことはできるが、森を作るには100年は最低かかるのである。



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