大暑の観察会 [自然観察ポタリング]
二十四節気の大暑、一年で一番暑い季節を迎えます。しかし梅雨が明けていきなりこの暑さは流石に堪えます。
流山の里山で自然観察ポタリングを行いました。今回は夏編ということで、一年を通じて一番見所があるこの季節、たくさんの収穫がありました。
まずは熊野神社から。
森の中に入ると2,3°Cは違うでしょうか?気持ち良く感じます。ニイニイゼミ、ミンミンゼミそしてアブラゼミの大合唱です。
近くの農家が育てるミントにキタテハが蜜を吸いに来ていました。
去年開発のため伐採したところは手付かずで荒地と化していました。パイオニア植物のアカメガシワやクサギが1m以上伸び始めています。そこに割って育っているのがアレチマツヨイグサとアメリカオニアザミ。レモンイエローとムラサキの花が目立ちます。
それをも上回る勢いで範囲を広げているのがソクズです。1m以上にも伸びて群落を形成しています。
中の森も熊野神社の森と変わらずセミの合唱です。森の中は目立った花もなく緑が濃いです。地面ではキノコ類があちこちで見かけます。手のひら以上に育ったものや溢れ出るようにたくさん出ているものまで様々です。
森を抜け、淵を走ります。背丈をはるかに超えたセイバンモロコシが育っています。
セリの花
陽だまりの小道を過ぎて沼地に。そこは一面のミソハギです。
ガマとミソハギ
こちらは少し小さいコガマ
比較してみるとわかります。左がガマ、右がコガマです。
ミソハギはお盆の時にちょうど咲く花。別名盆花と言ってお供えします。お盆にちなんだ名前の昆虫の一つにショウリョウバッタがいます。姿が精霊流しの船の形に似ていることからついています。
再び高台に登り八木の森へ。クヌギの樹液レストランにはたくさんの昆虫が集まっていました。
アカボシゴマダラ、クロカナブン、カナブン、ノコギリクワガタ、コクワガタと子供が参加していたら大興奮だったでしょう!
ルリタテハもいました。
定点の八木の森。この森はニイニイゼミの声しかしません。
また森を下って田んぼへ。先日たくさん実のなっていたウワミズザクラの果実を戴いてみました。ほのかな甘みがします。稲は花が開いていました。
アキノノゲシがもう咲いています。
民家の庭先に咲いていたオニユリ。
市野谷に続く小道の脇に立つ境界木のクヌギにいたカブトムシ。今日はというとまたまた発見。
まずは3本あるうちの1本の幹の根元にメスのカブトムシがクロカナブンといます。
そして先日いた木に。
ここからはダイジェストに。
早くもノコギリクワガタとメスのカブトムシがバトル。オスのカブトムシとカナブンは平然としています。
ハサミですくい上げています。
木から転げ落ちたクワガタとメス。オスはのんびり樹液を吸っています。
メスが這い上がってきました。
遅れてクワガタも。
再びちょっかいを出すクワガタ。オスはのんびり・・・
スズメバチがいないのが幸いでした。
黄色いハキダメギクとピンクのイヌタデ
開発の進んでいる市野谷の森、工事関係の車が行き交い、騒音もかなり。通り沿いにはゴンズイの果実がもう赤くなっていました。
森の中に入ると少しは騒音も聞こえなくなり、セミの鳴き声で消されています。入ってまもなく道沿いに80cmほどの高さに成長したアキノタムラソウが花をつけていました。唇形の青紫色の花を段状に輪生させます。
そしてヒメキンミズヒキ。タデ科のミズヒキとは植物学上なんの関係もなくバラ科になります。果実はひっつき虫
です。
定点のコナラ林
コナラの木をよじ登るザトウムシ
ヤブランが咲いていました。
そして天神社へ。ここも市野谷同様、開発が進行している場所。
わずかに残された神社の境内の緑に樹液レストランがあります。
カブトムシ、ノコギリクワガタ、カナブン、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウそしてスズメバチが集まっていました。
ここまでですでに4時間弱巡ってきました。陽も高くなり、暑さのピークへ。まだ観るポイントはあるのですが流石に危険と感じ、運動公園にて休憩した後、解散となりました。
夏場の観察会は日の出とともに行動が一番のようです。観察ポイントでの説明があまりに多いのが難点。ポイントを絞って巡ることが重要かもしれません。
流山は次回11月頃を予定してます。来月は筑波山にて行います。
沢でサワガニ採りやクワガタ採集、カラスウリの開花を見たり、夜の樹液レストラン観察をします。
流山の里山で自然観察ポタリングを行いました。今回は夏編ということで、一年を通じて一番見所があるこの季節、たくさんの収穫がありました。
まずは熊野神社から。
森の中に入ると2,3°Cは違うでしょうか?気持ち良く感じます。ニイニイゼミ、ミンミンゼミそしてアブラゼミの大合唱です。
近くの農家が育てるミントにキタテハが蜜を吸いに来ていました。
去年開発のため伐採したところは手付かずで荒地と化していました。パイオニア植物のアカメガシワやクサギが1m以上伸び始めています。そこに割って育っているのがアレチマツヨイグサとアメリカオニアザミ。レモンイエローとムラサキの花が目立ちます。
それをも上回る勢いで範囲を広げているのがソクズです。1m以上にも伸びて群落を形成しています。
中の森も熊野神社の森と変わらずセミの合唱です。森の中は目立った花もなく緑が濃いです。地面ではキノコ類があちこちで見かけます。手のひら以上に育ったものや溢れ出るようにたくさん出ているものまで様々です。
森を抜け、淵を走ります。背丈をはるかに超えたセイバンモロコシが育っています。
セリの花
陽だまりの小道を過ぎて沼地に。そこは一面のミソハギです。
ガマとミソハギ
こちらは少し小さいコガマ
比較してみるとわかります。左がガマ、右がコガマです。
ミソハギはお盆の時にちょうど咲く花。別名盆花と言ってお供えします。お盆にちなんだ名前の昆虫の一つにショウリョウバッタがいます。姿が精霊流しの船の形に似ていることからついています。
再び高台に登り八木の森へ。クヌギの樹液レストランにはたくさんの昆虫が集まっていました。
アカボシゴマダラ、クロカナブン、カナブン、ノコギリクワガタ、コクワガタと子供が参加していたら大興奮だったでしょう!
ルリタテハもいました。
定点の八木の森。この森はニイニイゼミの声しかしません。
また森を下って田んぼへ。先日たくさん実のなっていたウワミズザクラの果実を戴いてみました。ほのかな甘みがします。稲は花が開いていました。
アキノノゲシがもう咲いています。
民家の庭先に咲いていたオニユリ。
市野谷に続く小道の脇に立つ境界木のクヌギにいたカブトムシ。今日はというとまたまた発見。
まずは3本あるうちの1本の幹の根元にメスのカブトムシがクロカナブンといます。
そして先日いた木に。
ここからはダイジェストに。
早くもノコギリクワガタとメスのカブトムシがバトル。オスのカブトムシとカナブンは平然としています。
ハサミですくい上げています。
木から転げ落ちたクワガタとメス。オスはのんびり樹液を吸っています。
メスが這い上がってきました。
遅れてクワガタも。
再びちょっかいを出すクワガタ。オスはのんびり・・・
スズメバチがいないのが幸いでした。
黄色いハキダメギクとピンクのイヌタデ
開発の進んでいる市野谷の森、工事関係の車が行き交い、騒音もかなり。通り沿いにはゴンズイの果実がもう赤くなっていました。
森の中に入ると少しは騒音も聞こえなくなり、セミの鳴き声で消されています。入ってまもなく道沿いに80cmほどの高さに成長したアキノタムラソウが花をつけていました。唇形の青紫色の花を段状に輪生させます。
そしてヒメキンミズヒキ。タデ科のミズヒキとは植物学上なんの関係もなくバラ科になります。果実はひっつき虫
です。
定点のコナラ林
コナラの木をよじ登るザトウムシ
ヤブランが咲いていました。
そして天神社へ。ここも市野谷同様、開発が進行している場所。
わずかに残された神社の境内の緑に樹液レストランがあります。
カブトムシ、ノコギリクワガタ、カナブン、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウそしてスズメバチが集まっていました。
ここまでですでに4時間弱巡ってきました。陽も高くなり、暑さのピークへ。まだ観るポイントはあるのですが流石に危険と感じ、運動公園にて休憩した後、解散となりました。
夏場の観察会は日の出とともに行動が一番のようです。観察ポイントでの説明があまりに多いのが難点。ポイントを絞って巡ることが重要かもしれません。
流山は次回11月頃を予定してます。来月は筑波山にて行います。
沢でサワガニ採りやクワガタ採集、カラスウリの開花を見たり、夜の樹液レストラン観察をします。
2014-07-23 14:35
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