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雨の新宿御苑 追記 [自然観察会]

都会のど真ん中にある広大な緑の森”新宿御苑”、その歴史は古く、明治39年(1906年)に完成して今に至っています。
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苑内には日本庭園の他イギリス式庭園やフランス式庭園があり、ユリノキやプラタナス、ヒマラヤシーダ等の多くの樹木が育っています。

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日本庭園

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フランス式整形庭園

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イギリス風景式庭園

そこに豊かに生い茂る樹木は1万本にも及びます。
ユリノキは高さが40mにも及びます。
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プラタナスも他の樹木と干渉せずに日の光を浴びさせて、剪定を行わずに成長すると、象の足を思わせるような太い幹となります。
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こちらはフランス庭園の剪定されたプラタナス。時同じして植えられた樹木とはとても思えません。
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ヒマラヤシーダもこのように太くなります。そして枝が重く下がるのが本来の姿です。
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先日もお話ししたレバノンシーダの幹
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その他こんなにもの巨樹があります。
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イチョウ

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セコイア

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アベマキ

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ケヤキ

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ホオノキ

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ハルニレ

他の公園で見ている樹木の形とは全く違い、ここのは横に大きく広がっていることに気づきます。


晩秋から初冬に咲くスイセンやツワブキの花に混じってジュウガツザクラも見頃を迎えていました。
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今回のこの講座では色々な拾い食いも体験しました。この時期多いのがドングリ。この新宿御苑にも沢山の椎の木があります。
有名なスダジイやマテバシイをはじめ、関東では見ないシリブカガシのドングリを頂きました。
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名前の通り、実の底が凹んでいることから名がついています。
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エグミもなくどれも美味しいドングリ。生グリの味で甘味を感じます。これらは昔の救慌穀物でした。
今、街路樹として見直されています。この他、ヤマモモやイチョウムクノキ、エノキなどが良い例でしょう。

この日の拾い食いの極めつけはこれ!
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なんともグロテスクですが、ケンポナシといいます。この果柄が梨の味をしており美味しいのです。
この形が”手ん棒(握り拳)”に似ていて、それがなまってケンポになったとか。

昔は子供のおやつとしてよく食べたものでしたが、今の子供たちはきっと食べないのであろうなぁ~
人工的なものばかりではなくもっと自然の味を知ってほしいものです。


ここからは新宿御苑で見た他の紅葉をご紹介。
カエデの仲間のハナノキ
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すっかり葉を落としてしまっていましたが、落ち葉一面もまたよろし!葉の形、色のつき方も色々です。

イロハモミジの小径を歩く。
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台湾閣のイロハモミジ
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タイワンフウの黄葉と果実

日本庭園のオオモミジとヤマモミジ、そして樹皮が真っ赤なアカマツ。
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四季折々が楽しめる日本。平日の雨降りでも多くの外国観光人が紅葉をカメラに納めていました。彼らにはどう写るのでしょうか?
日本人にとっては当たり前のような光景ですが、近年の異常気象によってそれも見れなくなるかもしれません。新緑や紅葉といった四季を大事にする日本人にとって、もっと真剣に環境のことを考える時期が来ているのではないでしょうか?
後世に残していきたい地球の産物なのだから。


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